Epiphone CASINO VINTAGE

casino

2008年10月27日、当時の僕は東京に勤務していました。バンドのライブでも使用できて、かつ家でもアコギ的にジャカジャカ弾けるギターが欲しいなと思っていて、考えついたのがEpiphoneのCASINOでした。CASINOはビートルズの印象が強いでしょう?60’Sブリティッシュビートバンドのイメージにはぴったりのギターですし、フルアコ構造ですから生音でもそれなりの箱鳴りがします。ということで都内でCASINOを探すことにしまして、ネット検索の日々が続きました。当時の現行品はほとんどが韓国・中国製でとても安価。5万くらいだったと思います。そして評判が大変悪い。ということで自分が探したのは中古で評判の良いmade in JAPANのものです。新品でも最上位機種のエリーティストシリーズが日本生産で評判良く、12万円ほどしました。試奏してみましたがさすがによい音がします。でも12万はちょっと出せませんでした。ヴィンテージのUSA物なんかは当然高価で買えません。やはり狙い目は中古の日本製CASINOです。

中野に今は閉店してしまった中古楽器屋ギターハウスという店がありました。ギブソン系の中古が充実していた店です。そこで発見したのがこのCASINOです。当時の僕のブログにその様子が書かれていますので紹介しておきます。

10月27日(月)のことだ。出勤途中の電車内で、モバイルにてCASINOを検索すると、東京都は中野になるGUITARHOUSEというUSED専門のギターショップのホームページにEPIPHONE JAPANのカジノ・ナチュラルが掲載されているのを発見した。ピックガードが無いのが気になったが、とても安かったので、ちょっと見に行ってみることにした。

夕方、ショップを覗いたら、そのCASINOはもう無かった。しかし、サンバーストのCASINOが1台置いてある。値札は無い。ピックガードもちゃんとついていて、中古にしてはキレイだ。

マスターに聞いてみた。「これは売り物なんですか?」

マスター「えーと、88,000円。入ってきたばかり。ジャパンですよ!」

私「えっ!・・・・あの、弾いてみていいでしょうか?」

マスター「はいはい、いいですよ。JAPANカジノは凄く人気で、先週入荷したやつもあっというまに売れてしまったんです。これは今週末にホームページにアップ予定なんですが、はっきり言って見つけたモン勝ちですよ。ホームページに掲載されて見に来るようでは大体遅いんです。配線とコンデンサー、ポットをUSA製に変えてあります。」

ということで、試奏・・・・感動・・・・音良し!弾きやすい!状態よし!

私「マスター、これ何年製ですか?」

マスター「わからんね!でも間違いなくJAPANだよ!」

私「マスター!すぐ金おろしてくるから、これとっておいて!」

・・・・・・・・買ってしまいました・・・・・・・・・

CASINO2

後日いろいろ調べてみましたが、どうやら商品名はCASINO VINTAGE。90年代後半、寺田楽器製のようです。シリアルナンバー67493。中の配線やコンデンサーは全てUSA製と同じものに交換されているようです。

ライブでの登場は少ないですが、時折使うようにしています。家での練習はもっぱらこいつです。たまに宴会芸で持っていったりするのですが、やっぱり生音だけでは音が小さくて使えません。アンプを通してナンボですね。

驚いたのは、後日、このCASINOの前の持ち主から突如、僕のブログにコメントが入ったこと。偶然に僕のブログを読んだんですって!こういうことってあるんだなあ。

                                                                                                     by Hurry